ファクタリングは困っている企業の味方
ファクタリングという言葉を聞いたことがない人は、どんなものなのか全く見当もつかないかもしれません。
しかし何も難しいことはなく、困っている企業の味方になってくれるものなのです。
実体として存在しないため味方と言うのは少し違うかもしれませんが、企業を助けるという意味では同じです。
この記事では、ファクタリングのメリットとデメリットを紹介します。
ファクタリングのメリット
売掛金を回収できないがすぐに現金が必要、そんな時にはファクタリングが有効です。
利用するメリットとしては、何と言ってもすぐに現金化ができることでしょう。
最短1日で持っている債権を現金化でき、3週間近くかかる銀行融資に比べてかなりのスピード感があります。
また、融資よりも審査が厳しくないのもメリットと言えるでしょう。
審査は確かに行われるのですが、チェックポイントはそこまで多くはなく比較的緩やかなので審査で落ちてしまうことは多くはありません。
さらに、売掛先に知られずにファクタリングができる点もメリットです。
これは2社間の場合なのですが、3社間の場合は売掛先の承諾を得るためにファクタリングの通知がいくことになっています。
しかし2社間では売掛先は関係してこないので、知られずにコッソリと現金回収ができるのです。
ファクタリングのデメリット
正義の味方のファクタリングにもデメリットはあります。
例えば手数料がかかることです。
これを問題なく支払えればそこまで気にする必要はないでしょうが、小さな企業などで経営に苦しんでいるところには大きなデメリットになるでしょう。
3社間は最大でも9%程度なのですが、2社間の場合は最大で30%にもなります。
実際、手数料を安く抑えるために敢えて3社間ファクタリングを利用するところも少なくありません。
さらに会社の信用につながってしまうのもデメリットです。
ファクタリングは債権譲渡を行うものであるため、法務局に申請して登記することになります。
登記してしまうと譲渡したことを誰でも外部から分かるようになるため、場合によっては金融機関から融資を受ける際の審査に影響することがあります。
メリットとデメリットをしっかり把握する
ファクタリングは基本的に企業の為になるサービスではあるのですが、上述のようなデメリットがあるのも事実です。
後になってこんなデメリットがあったなんて知らなかった、とならないようにファクタリングを利用する際には事前に把握しておくことをおすすめします。